みなさん、こんにちは。
しみセンです。
7月になり徐々に蒸し暑くなってきましたが、
そんな中、今年も始まりました。
6回連続講座「いつか」ではなく「今」集める寄付・支援
その第1回目のご報告を今日はさせていただきます。
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講座:「いつか」ではなく「今」集める寄付・支援
日時:2014年7月2日(水)18:30~21:00
講師:鴇(とき)明浩さん(日本ファンドレイジング協会准認定ファンドレイザ―)
ゲスト:小嶋 進さん(公益財団法人オムロン地域協力基金)
増永 裕隆さん(公益財団法人京都新聞社会福祉事業団)
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ターゲットのホンネ
今回のテーマは、
「ターゲットの本音を読み解く」と題して行いました。
寄付や支援を集めるにはまずその相手を知ることが大事です。
今回は資金獲得の専門家と助成財団の職員をお招きし寄付や助成をもらう側、贈る側の両方の視点からレクチャーをいただきました。
講師の鴇さんからいただいた中で、NPOの寄付も含めた資金獲得全般についてのレクチャーでは、
- 「(団体の)活動主旨に賛同できること」
- 「(団体の)寄付の使い方が明確」
- 「(寄付の)仕方が分かりやすい」
3点を寄付する人は求めているということを「寄付白書2013年」のデータから読み解いていただきました。
そして、自分たちはどういう寄付戦略を採用するのか考えるのか。そしてこの6回連続セミナーではターゲットとのつながりに必要不可欠なコミュニケーション力を磨いてほしいという講座の目標を示していただきました。
その後は、助成団体のお二方から、申請内容を見るポイントについて率直なお話をいただきました。
「基本的には助成団体はお金を出したいと思っている」
そのうえで、
「目的がしっかりしているか?」
「予算書の収支がしっかりしていて、助成金を必要な予算書となっているか」
を特に確認しているとのお話でした。
NPOのコミュニケーション力とは?
終了後にしみセンスタッフが鴇さんと参加された方に気になった点を質問してみました。
まず、講師の鴇さんにはレクチャーの中で、「寄付をいただいた方とのコミュニケーションが重要で特に日本のNPOは感謝と報告が足りていない」というお話も。NPOにとっての「コミュニケーション力」とはどんなものなのかを聞いてみました。
鴇さんは
- 関わる人に自分たちの目的やミッションを伝える力
- 寄付者に寄付が必要だと伝える力
の2点を挙げていただきました。
そして、現場のニーズや自分たちの目的を適切に伝えられないと齟齬が起こること。寄付を集めるためには投資する意識を持って一定の費用をかけることの重要性を理解し、具体的な行動として感謝と報告をしっかり行うことが必要だとの詳しいお話もいただきました。
受講後の感想
続いて、参加者みなさまに受講後の感想をお聞きすると、
「関係者に伝える様々なメッセージの重要性や、寄付市場における自分たちの立ち位置を確認することの大事さを知ることができた」と言っていただきました。
また、「寄付に関するノルマというものはないんだけど、かといって意識しすぎないのも良くなく、自分たちの組織の中における寄付の位置づけを考え直さないと」とも。
「次回にはファンドレイジングの失敗事例も聞いてみたい」というご意見もありました。
次回の開催は8月6日(水)18時30分~21時に行います。
具体的な寄付集めのための手法を学ぶという内容です。
第2回目~第4回目はその回のみでもご参加できますので、ご興味のある方は下の連絡先にお申し込みください。
各回講座の日程などはリンクのしみセンホームページからチェックしてください。
(くるみや)
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